食品放射能検査装置 ANNA / ANalysis counter with NAi-detector

 在庫僅少!!お早目にお求めください!!

ANNA(Ver.2)の概要

ANNAを利用すれば、固体又は液体の食品の放射能汚染の有無を明らかにできます。

高感度測定の直径2.7インチのNaIシンチレーション検出器で、食品中の微量な放射線を検出します。

測定結果は、専用ソフトを用いて用いてパソコンに保存できます。

食品以外にも、土壌、堆肥の放射能測定などにもお使いいただけます。


50㎜鉛遮蔽体
         50㎜鉛遮蔽体


食品中の放射性セシウムスクリーニング法に対応可能な機器」(日本アイソトープ協会ホームページ内)に、ANNA Ver.1(25㎜鉛遮へい)、ANNA Ver.2(25㎜、50㎜鉛遮へい)が、掲載されました。




ANNA 25㎜遮蔽に測定サンプルをセットするところ
ANNA 25㎜遮蔽に測定サンプルをセットするところ
ANNA操作端末
         ANNA操作端末

ANNA(Ver.2)の特長

  • タッチパネル液晶ディスプレイで簡単操作
  • 50mm鉛遮蔽体! 測定下限値5Bq/kgを実現!
  • パソコンに測定データ保存可能
  • 測定サンプル重量(容量)を入力可能
  • Cs-137核種登録

※2012年4月以降の販売品は、ANNA(Ver.2)になります。
※測定下限値は、設置場所のバックグランド値によって変動します。

NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータと比較したANNA(Ver.2)の優位点

懸案事項 ANNA Ver.2 NaI(Tl)シンチレーションサーベイメーター
スペクトル機能 あり
γ線のエネルギースペクトルが読み取れるので、核種毎のBq値を測定することができます。
なし
スペクトル機能はない
鉛遮蔽体 あり
25mm厚又は50㎜厚
なし
測定者による読取誤差 なし
測定終了後、測定結果が自動表示されます
あり
測定値を目視で読み取るため、誤差の原因の一つとなる
Bqへの換算 自動換算
システムが自動計算するので計算ミスの心配がありません。
手動換算
計算ミス等の心配がある
天然核種による影響 K-40等天然核種の影響は軽減されています。 K-40等天然核種の影響を受けます。
汚染判定 自動判定
アラーム設定値に基づき、汚染判定を自動で行います。
手動判定
目視で読み取った測定値を手計算でBq換算し、汚染判定をする必要がある。
測定結果の記録 パソコンへデータ保存可能
専用のデーター通信ソフトを使用して、測定データをパソコンに記録可能です。
自動生成される記録はない。

汚染発見時の画面例
汚染発見時の画面例
スペクトルデータ表示例
スペクトルデータ表示例

製品仕様 ANNA Ver.2

 検出器  NaI(Tl)シンチレーション検出器 直径2.7インチ×長2インチ 
 表示単位  Bq/kg、Bq/l、Bq、Cps 
 登録核種  Cs-137(全セシウム測定用) 
 電源  105V~260V 49~61Hz 15VA 
 使用環境  温度5~35℃、湿度80%未満(結露なし) 
 寸法  端末 D302×W372×H101mm 
 重量  端末1.5kg、検出器1.0kg、鉛遮へい体50mm厚150kg 
 測定時間  任意設定可能(1~9999秒)、最大99999秒(測定モードに拠る) 
 遮へい体  50mm厚鉛 
 サンプル容器  マリネリビーカー600㏄ 
 付属品  マリネリビーカー2個、データ通信ソフト、計量器 
 製造元  SEA社(Nuvia Instruments社)ドイツ 

測定下限値例(ANNA Ver.2の場合)

1) Cs-137 10Bq/kg

[測定条件]
 サンプル測定時間 1000秒
 BG測定時間     1000秒
 鉛遮蔽厚 25㎜
2) Cs-137 5Bq/kg

[測定条件]
 サンプル測定時間 1000秒
 BG測定時間    1000秒
 鉛遮蔽厚 50㎜
3) Cs-137 2Bq/kg

[測定条件]
 サンプル測定時間 9999秒
 BG測定時間    9999秒
 鉛遮蔽厚 50㎜

※上記の測定下限値は、比重が0.8以上あるサンプルを測定した場合の値です。
※測定下限値は、測定場所のバックグランド値によって増加することがあります。

50㎜鉛遮蔽体を使用した場合の測定下限値

鉛遮蔽厚を50㎜にすることで、バックグランド値を低減させることができました。
これにより、測定下限値は、比重1のサンプルの場合で、以下の通りです。

サンプル測定時間;   1000秒
バックグランド測定時間;1000秒
測定下限値;      7Bq/kg(Cs-137)

食品放射能の規制値500Bq/kg、 測定下限値が50Bq/kgから、規制値100Bq/kg、測定下限値 25Bq/kgに下がっても、厚生労働省の通達に沿った一般食品の放射性セシウムのスクリーニングにご使用いただけます。
※スクリーニング法の対象とされていない飲料水の基準値10Bq/kgの測定にご利用いただく場合は、9999秒以上の測定時間を推奨いたします。




製造元のSEA社は、1993年に設立されたドイツにある放射線測定器の製造販売業者です。設立以来、顧客からのカスタマイズ要望などに応じて製造してきた測定器が、各分野でのスタンダード商品となっています。シンチレーション検出器を使った測定装置が得意で、商品ラインナップを多く持っています。 現在はNuvia Instruments社と社名を変えています。

SEA社屋
        現Nuvia Instruments社屋

食品、土壌等の放射能測定に関する通知

厚生労働省
緊急時における食品の放射能測定マニュアル
食品中の放射性物質の検査について
食品中の放射性セシウムスクリーニング法

文部科学省
NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメーター機器分析法
緊急時における放射性ヨウ素測定法

農林水産省
放射性セシウムを含む肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値の設定について