ET-Enterprises社製光電子増倍管(フォトマル)を取り扱っています。
ET-Enterprises社(イギリス)は、2007年に設立されました。その光検出器との関りは、EMIの一部門であった1930年代にまで遡ります。1940年代後期には、光電子増倍管の開発と製造を開始しています。
1994年には、EMIから分離して、ETL社となりました。
現在は、Ludlum Measurements社(アメリカ)の子会社として、同じく光電子増倍管の製造を行っているADIT社(アメリカ)と協力しながら、活動しています。Photonis社製光電子増倍管の相当品もご提案できます。
弊社は、ET-Enterprises社の日本正規輸入代理店です。
ET-Enterprises社製光電子増倍管が使用された主なプロジェクト
・HIPPARCOSプロジェクト
・INTEGRALプロジェクト
・MAGIC高分解能宇宙線テレスコープ
・Dark Matter experiments
・Borexinoプロジェクト クランサッソ国立研究所(イタリア)
・NASA Gamma Ray Observatory and SOHOプロジェクト
下記は人気のある主な型式のリストです。型式をクリックいただくとカタログが表示されます。
ヘッドオンタイプの直径は、19mm(0.75インチ)から200mm(8インチ)まであります。
光電面は、バイアルカリの他、クオーツ、MgF2(大口径を除く)なども選択可能です。
大口径の半球体タイプ、フラットタイプ、サイドオンタイプなど、ご遠慮なくお問合せください。
型式 | 形状 | 直径 (mm) |
光電面 | 波長範囲 | ゲイン (×106) |
暗電流 (nA) |
最大感度 (A/lm) |
9102B | ヘッドオン | 32 | bialkali | 290-630 | 5.6 | 0.05 | 500 |
9107B | ヘッドオン | 25 | bialkali | 280-630 | 30 | 0.2 | 2000 |
9111B | ヘッドオン | 22 | bialkali | 280-630 | 7.1 | 0.3 | 500 |
9124B | ヘッドオン | 25 | bialkali | 280-680 | 22 | 0.3 | 2000 |
9265B | ヘッドオン | 70 | bialkali | 295-630 | 3 | 0.5 | 200 |
9266B | ヘッドオン | 48 | bialkali | 290-630 | 7 | 0.3 | 500 |
9305KB | ヘッドオン | 70 | bialkali | 295-630 | 3 | 0.5 | 200 |
9306KB | ヘッドオン | 80 | bialkali | 295-630 | 3 | 1 | 200 |
9390B | ヘッドオン | 115 | bialkali | 300-630 | 2.7 | 1 | 200 |
9823B | ヘッドオン | 130 | bialkali | 280-630 | 80 | 100 | 10000 |
9828B | ヘッドオン | 25 | S20 | 280-870 | 9 | 2 | 2000 |
9900B | ヘッドオン | 25 | bialkali | 280-680 | 25 | 0.3 | 2000 |
9902B | ヘッドオン | 32 | bialkali | 290-680 | 5 | 0.1 | 500 |
9924B | ヘッドオン | 25 | bialkali | 280-680 | 21 | 0.2 | 2000 |
ET-Enterprises社では、光電子増倍管のアクセサリー、アッセンブリー、回路関係も取り揃えています。
フォトンカウンティングモジュール、高圧電源、アンプ・ディスクリミネーター、マルチチャネルスケーラー/カウンタータイマーモジュール等があります。